子供と言えば習い事、習い事をしていない子供って…あまりいないですよね。
私自身も子供のころに、習字、水泳、そろばんを習っていました。
やはり、昭和の習い事は実用的ですね。
ピアノやバレエを習いたいなと思っていたのですが、あまり裕福ではなかったので、親に言えなかったのを覚えています。
そう、そこなのです。
やりたかった事がやれなかった。
親のその思いが子供に託される…。
悲劇の始まりか⁈喜劇の始まりか⁈
息子の牛歩
私の思いから、娘にピアノとバレエを習わせました。
息子はピアノと野球です。
野球は父親の思いで、ピアノは私ですね。
問題はその習い事を子供自身が好きになるかどうかだと思います。
もし、好きでない場合に「やめる!」と言えるのか。
親に遠慮して無理して続けるのか。
息子のピアノに関しては、ちょっとエピソードがありまして…。
5歳くらいから習い始めて、3年くらいたったころのある日、ピアノの先生から「あの、まだ来ていないんですけど…」と電話がありました。
とっても近くなので寄り道するところもなく、でもとりあえず探しに出ようとしたら、先生からまた電話がありました。
先生が玄関から外をのぞくと、うちの息子がゆっくり、ゆーっくりと先生宅に向かって歩いていたそうです。
先生は、息子のその様子を見て、不憫に思ったようです。
「そこまで嫌なら一度やめてみては?やりたくなったらまた来れば良いし」と提案され、ピアノをやめさせました。
本人がやめたいと言えなかったパターンです。
娘の情熱
息子の野球の方は、小学1年から中学3年まで続けることができていました。
ですが、大好きという感じは親からは見えなかったです。
テレビで野球観戦をすることもなく、素振りを頑張るでもなく、練習と試合に行っているだけでしたが、息子なりにマイペースに頑張っていました。
息子とは反対に、娘のバレエへの情熱は右肩上がりに上がっていきました。
娘の情熱が上がるとともに、出費も増えていき、私が少し焦りを覚え始めたころ思春期に突入!
友達との遊びへ情熱がシフトしていき、娘は4歳から始めたバレエを高校2年のとき、さよならしました。
まとめ
いま、20歳を超えた子供たちは、そのころの習い事をどれも続けていません。
うちの娘は、もしかしたらバレリーナになるかも!
うちの息子は、もしかしたらプロ野球選手になるかも!
全ての親が、本気でそう考えて習わせているわけではないと思いますが、親って子供に期待をしてしまうのですよね…。
この歳になって、その頃を振り返ることがたまにあります。
習い事で、子供たちは何を得たのか、何を失ったのか。
経験からしか言えませんが、子供から「やりたい」と言うもの以外は、習わせなくても良いのかなと思います。
過ぎてから気づく…短い子供時代、もっと一緒に過ごせば良かったかな。
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