今のマンションに住み始めたころ、子育て真最中でした。
上の子が幼稚園ということもあり、ママ友もたくさんでき、家の行き来が日常的になっていましたが、突然の来訪には対応できないお部屋でした。
汚部屋ということではないのですが、おもちゃやら服やら、新聞雑誌やらで散らかっている。
それらをどこかへ押し込まなければ、ママ友は呼べません。
そのころの私のテーマは「うち来る?といつでも言えるお部屋にする」でしたが、それを達成できたのは、それから十数年後のことです。
誰もが陥る⁈収納の罠
「散らかるのは収納が少ないから」このロジックにハマると、収納家具(グッズ)が増えてしまいます。
実際、ホームセンターや通販で収納家具(グッズ)を買い、足りないからまた買いを繰り返し、いつの間にか収納家具(グッズ)だらけ!
空いている壁面や隙間を見つけると嬉しくなり、そこに収納家具を置く。
ワイドショーでは「収納の達人」が、様々なボックスや突っ張り棒を駆使しパズルのように収納していく。
達人に憧れ、真似をしたものの、あまり上手くいきませんでした。
断捨離の罠⁈
そのうち「収納の達人」と違うやり方の「断捨離」が流行り始めました。
ワイドショーでも「断捨離特集」が多くなり「片付かないのは物が多いからよね」…と、テレビに影響されていた頃の素直な私は、さっそく断捨離を始めました。
順調に断捨離が進む中で、ついに「思い出箱」を断捨離する日が!
小学生の頃の交換日記とか、お手紙とか、誕生日カードとか、手帳とか…。
そのとき自分の中で、もう必要ないなと思う物を捨てて、収納場所も心もスッキリしたのですが、その中の「手帳」を捨てたことを後悔する日が後にやってきます。
自分史だった
私は、一人目が生まれてからしばらく専業主婦をしていました。
子供も大きくなり、そろそろパートに出ても良いかなと、履歴書を購入し書き始めたら…、あれ?あの職場は何年から何年までだったっけ?
そうだ手帳を見ればわかる!と、想い出箱の中を探すも…手帳が無い!
それまでの仕事は、一ヵ所ではなく1~2年で職場を転々としていたので記憶は当てにならず、私には記録(自分史)が必要でした。
当てにならない記憶をつなぎ合わせ、職歴のつじつまを合わせ、何とか書き上げましたが、その時ほど思い出箱の断捨離を悔いたことはありません。
まとめ
いま、いつでも人を招ける部屋になったのは、子供たちが大きくなり、おもちゃが無くなったからであり、子供が小さいころは、学校からの手紙やプリントなど紙類も多いので、散らかるのは仕方ないのかなと思います。
私は、物を捨てると心がスッキリするので、定期的に断捨離をしていますが、買うことのできない思い出を捨てるときは、熟考するようになりました(笑)。
大切なものは人それぞれ、流行に踊らされずに自分で考えることが大事ですね。
ほんと、良い勉強になりました。
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